株式会社ツリーズは、シックハウスをつくらないために様々な素材の探求と研究を続けています。
無垢材や自然素材のみを使って家を建てます。
シックハウスという言葉自体、皆さまも一度は耳にされたことがあると思います。
今一度、正しくご理解いただき、家づくりのお役に立てて頂ければと思います。
住居内での室内空気汚染による様々な健康障害を総称して『シックハウス症候群』と呼ばれます。
シックハウスの原因としては、
があります。
化学物質や、カビ・ダニなどによって室内空気の汚染により、くしゃみや目がチカチカしたり頭痛だったりの症状が現れます。
もっと重度な場合は内臓疾患やノイローゼ、精神神経障害なども起きてしまいます。
シックハウスの症状が出なかった昔と今の、家づくりに使用される材料を比べてみましょう。
昔は、木や石、竹や藁や土、草、紙・・・。
ほとんどの材料が自然の材料で、手間をかけて作られていました。
そのため日本の気候、風土にあった自然ならではの働きで、家は心地よく住めたのです。
しかし、そうした材料も時代の流れで変わってきました。
それは家を建てたい人々の「早く、安く」建てて欲しいというニーズ。
そして施工する側の工期を「早く」、仕入れを「安く」することでコストを抑えようというニーズ。
そんなときに価格の安い「新建材」がもてはやされました。
たとえば、今の家づくりに欠かせない、ほとんどの住宅に使用されてる合板(べニア)。
合板は今も大手ハウスメーカーをはじめ、数多くの現場で使用されています。
この合板に接着材できれいな木目調プリントを貼り合せた合板フローリング。
柱や梁も集成材。
断熱材はガラス繊維をフェノール系接着材で綿状にしたグラスウール。
鉱物繊維を綿状にしたロックウール。
壁や天井はビニールクロス貼りがほとんどです。
建具も木目調のビニールを貼りつけた既製品のドア。
どの製品もたくさんの接着材=化学物質が使われています。
このように化学物質をたくさん使った家が量産された2000年代初頭。
徐々に健康被害を訴える家族が増え、2003年には建築基準法にシックハウス対策が盛り込まれました。
そこで化学物質の使用制限や、24時間換気が義務化されたのです。
アメリカやヨーロッパでは、建材に使用禁止とされる化学物質の種類は40~60種類が使用禁止とされてるにも関わらず、日本では使用禁止ではなく、使用制限です。
その種類もたった2種類だけです。
健康被害を起こす化学物質の原因は、 『触れる・食べる・吸引』 の3種類があります。
触ったり、食べたりは、見た目でも判断できますし、触れば「痛い」、食べれば「まずい」と気付きます。
呼吸に関しては、見ることが出来ず、「臭い」で判断できても、呼吸をやめることは出来ません。
このように建築材料から常に化学物質が空気中に揮発し汚染されています。
家で過ごす時間が長いのは子供や奥さんです。
床でゴロゴロしたり、なんでも口に入れてしまう、小さな赤ちゃんが一番被害を受けアトピーなどの原因にもなってしまいます。
新建材を使用すれば施工も早く出来ます。
しかし家に住まう家族の事を考えると、木や漆喰などの自然素材しか使えません。
株式会社ツリーズは、家族のことを本当に考えているお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに寄り添い、シックハウスの無い家を建てます。
その分、家が建つまでに時間はかかります。
ですが安心して住める家にするために、私たちも妥協はしません。
本気で「シックハウスの無い家に住みたい」というお客様、一緒に価値ある「我が家」を建てましょう。